診療内容

成年後見制度鑑定書・診断書作成のご案内

成年後見制度とは

成年後見制度とは、認知症・知的障害・精神障害などによって、判断能力が不十分になった人を 法律的に支援する制度です。裁判所の審判による「法廷後見」と、本人がまだ判断能力が十分な うちに候補者と契約しておく「任意後見」との二つから成り立っています。

このうち、「法廷後見」は、すでに判断能力が不十分な人を家庭裁判所が選んだ後見人などが支援する制度です。裁判所における審判を必要とするため、本人の事理弁識能力がどの程度であり、 またその判断能力や精神状態が将来において回復可能かどうかについて、医師による診断に基づいた診断書及び鑑定書が必要になります。

当院では、認知症や精神障害のために制度の利用をお考えの方(またはご家族)のご相談を随時受け付けております。面談後に診療を行い、必要に応じて成年後見制度の申し立てや、介護保険を申し込まれるときに必要な鑑定書や診断書を作成します。また、外来受診が困難な患者様につきましては、往診にて作成できます。

どうぞ、お気軽にお尋ね下さい。


対象となる方の例

  • ・財産の処理をしたいが、手続きや内容の意味が理解できない。
  • ・認知症の父親が何度も悪徳商法の被害にあうので、防止したい。
  • ・判断能力が低下している本人の代行で、銀行の払い戻しをしようとしたら、「成年後見制度を利用するように」と言われた。
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